蓮の平等院で浄土探し
極楽浄土とは、どんなところなのだろう?
それは、人によって様々だ。
平安期、時の権力者藤原頼道が父・道長の別荘を寺に変え、造営したのが、ここ平等院。
創建当時は、きらびやかな堂宇が建ち並んで、さながら極楽浄土のようだったと伝えられる。
生きながらに極楽浄土を見た人というと、私は京都・法勝寺の僧都・俊寛を思い出す。
「鹿ヶ谷の陰謀」に失敗した俊寛。
後白河法王の命により平家打倒を画策した罪で、清盛の怒りに触れた俊寛は、「鬼界ヶ島」へ流罪となった。
遠く離れた南の島で、来る日も来る日も、華やかな京の都を思い出す。
一緒に島流しにされた二人の仲間は恩赦で都に返され、自分一人だけが島にとり残された。
絶望の淵にたたき落とされた、その時飲んだ泉の水のおいしかったこと!
俊寛は気を取り直して、自分で家を建て、生きるために魚を獲り、畑も耕す。
島の娘と結婚し、五人の子の父親にもなった。
もうそうなると、都での暗闘、権力の争奪、男達の嫉妬や憎悪がアホらしく思えた。
この絶海の孤島こそ、俊寛の極楽浄土となったという逆説的な物語を、菊池寛は紡ぎ出した。
光と影は紙一重の場所にある。
自分にとっての浄土とは?
暗中模索。
人生の旅は続いてゆく。
世界遺産 平等院
それは、人によって様々だ。
平安期、時の権力者藤原頼道が父・道長の別荘を寺に変え、造営したのが、ここ平等院。
創建当時は、きらびやかな堂宇が建ち並んで、さながら極楽浄土のようだったと伝えられる。
生きながらに極楽浄土を見た人というと、私は京都・法勝寺の僧都・俊寛を思い出す。
「鹿ヶ谷の陰謀」に失敗した俊寛。
後白河法王の命により平家打倒を画策した罪で、清盛の怒りに触れた俊寛は、「鬼界ヶ島」へ流罪となった。
遠く離れた南の島で、来る日も来る日も、華やかな京の都を思い出す。
一緒に島流しにされた二人の仲間は恩赦で都に返され、自分一人だけが島にとり残された。
絶望の淵にたたき落とされた、その時飲んだ泉の水のおいしかったこと!
俊寛は気を取り直して、自分で家を建て、生きるために魚を獲り、畑も耕す。
島の娘と結婚し、五人の子の父親にもなった。
もうそうなると、都での暗闘、権力の争奪、男達の嫉妬や憎悪がアホらしく思えた。
この絶海の孤島こそ、俊寛の極楽浄土となったという逆説的な物語を、菊池寛は紡ぎ出した。
光と影は紙一重の場所にある。
自分にとっての浄土とは?
暗中模索。
人生の旅は続いてゆく。
世界遺産 平等院
この記事へのコメント
写真に添えられた俊寛の話、興味深く読ませてもらいました。
光と影は紙一重。。。なるほどですね。
私にとっての浄土はほど遠い気がします。
暗中模索もまた楽し!?
教えて下さいヨ(^^)夏の京都は暑いけど、その分人が少ないからゆっくり出来るかもですね~しかし暑い
そうですね、何がいいのかは人それぞれですものね。いい話です。
平等院へ行ったのはいつの頃か?
夏の京都は暑いけど、木陰で人生をのんびり考えて見るのもいいかもね。
一休みが欲しいです。私も極楽へ行きたいな~。
ものの見方や感じ方はその時によって大きく変わるものですね。年齢や経験、体験、そのときの精神状態などで。でもそろそろデ~ンと構えた自分になりたいものです(^_^;)
平等院は極楽浄土を思わせるシンメトリーで優美な建物ですね。
また建物に蓮の花を配した写真がいいですね。
昔はもっときらびやかだったのですか。
やっぱり行ってみたいなぁ(^^;)
自分にとっての浄土、これは人の心にあるもので、人それぞれ違うものなのかもしれませんね。
夏の平等院では、藤棚がいい木陰を作り出していました。
阿字池に浮かぶ美しい鳳凰堂や姫睡蓮の中に光と影を見たとき、読んだばかりの俊寛の物語が心に甦りました。
先が見えたら、つまらない。楽しみながら、暗中模索したいですね。
こんばんは!
京都、暑いですね。今日の新聞夕刊にも「7月記録的猛暑 京都31日連続真夏日」とありました。
にいやんをはじめ、京都のみなさん、辛抱強いなあ。
東京に帰ってきたら、「涼しい」と感じました。
8月も元気で、この夏を乗り切ってくださいね。
極楽って、えみりんさん家の庭みたいなところかなあと勝手に想像しています。
大きなぼた餅が縁側でおなかいっぱい食べられたり、季節の花々が咲き乱れ、瑞々しい果物が庭になり放題の極楽。
すでに手中にされてますね!
なかなかいくつになっても、デ~ンと構えられないでジタバタしている自分がいます。
蓮の龍舌蘭のように、「咲いたら死ぬ」覚悟を決めた潔い生き方に憧れます。
まだまだ全然です。ああ~。
シンメトリーって、美しいですね。
バランス感覚って大切なんだなと思います。
昔は今よりももっと建物が並んでいて、華やかだったそうです。
宇治川のそばにこんな優美な建物を立てた藤原親子の美的センスに脱帽です。
心の中の風景は、できるだけ美しいままであってほしい。そのために、いろんな美しい思い出を作りたいなあと思うのです。
結局、浄土は、人それぞれの人生の総決算なのかもしれませんね。
あっ!
10円玉だと思わず、確認してしまいました^^
いいお話しですね。
「知足」という言葉を思い出しました。
猛暑の最中に、気持ちだけでも涼しくなれるようなお話しをありがとうございました♪
吾唯知足。
豊かな物で溢れかえっている今の日本では、なかなか受け入れにくい考えになってしまっている気がします。
今日もデパートに行きましたが、お洒落な服やバッグ、素敵な食器や雑貨がいっぱい!お金がいくらあっても足りません。
吾唯知不足金。
まだまだ修行も足りません。
あは。
座布団3枚もありがとうございます。
座布団を高枕にして昼寝と決め込みたいところですが、貧乏暇なしでございますf^_^;
いる様子が目に浮かびます。
遠く離れた木陰から商人服の徳さんが盗み
見ています。女人は綺麗ですネェ。(笑)
俊寛の舞台を観ましたが・・・最後の悟り
の部分は押し付けがましくなくさらりと流
れていたような気がします。
権力や金銭欲はいずれの時代も変りはあ
りません。
仕事に追われて続けて大切なものを失わ
ないようにするのも困難な時代です。
心にゆとりを失いそうになったら方向転
換も必要ですね♪
かり見つめるしかありませんね。
遠く離れた木陰から商人服の徳さんが綺麗な女人を盗み見る様子を想像しました。
徳さんたら、もう~、恥ずかしがりやなんだからっ!
木陰から出てきてくださいよ。
権力への執着や金銭欲はいつの世でも変わりないですね。そういう意味で、この俊寛の話は、普遍的なテーマを捉えていて、心にぐぐっと迫ってきました。
私も随分、男たちの醜い権力闘争を目の当たりに見てきてしまったので・・・。
ただのほほんと美しい庭を眺める。これがなかなかできません。目指すは、無念無想。
素晴らしい写真ですね♪♪。こういう写真を拝見していると、故郷京都が恋しくなります・・・。今年も送り火は見られそうにありません・・・。
こちらこそ、どうぞヨロシクお願いします♪♪
コメントとTBをありがとうございました。
Rev.Ren'ohさんは故郷が京都なのですね。
「浄土は感ずるものである」と私も思います。
送り火は私も見に行けないですが、心の中で燃えている様を感じることにします。
また遊びに行かせてください。
今後ともよろしくお願いします。