秋の下に心と書いて
「愁」と読ませる。
最初にこの字を考えたのは、一体、誰なんだろう?
上野の空は晴れていた。
東京国立博物館では、本館北側の庭園を春と秋に公開している。
博物館の敷地は、元寛永寺の境内だった。
池を中心に5棟の茶室があり、四季折々の花や紅葉が楽しめる。
5代…
秋深し。
明治の政治家・山縣有朋の庭、東京目白にある椿山荘を歩いた。
目白台地の傾斜を利用した名園へと入ってゆく。
秋山の 樹の下隠り(このしたがくり)
ゆく水の
われこそ益(ま)さめ 御思(おもはす)よりは
鏡女王(かがみのおおきみ) 万葉集より
秋山の樹木の…
木枯らしの吹く昼休み、職場を飛び出し、近くの公園へ。
代々木の森の空はいつも高い。
バラ園の前を通り、
カサッカサッ。
落ち葉を踏みしめながら、森の中へと入ってゆく。
見上げれば、黄金色の葉が空を舞っていた。
大きな黒い手で、秋の葉を鷲掴み。
楓も梢で染まり出していた。
…
トラトラトラ♪
来年は寅年。
今年も残すところ、あと1か月ちょっとになった。
日比谷公園を散歩した帰りに、帝国ホテルへ寄ってみる。
館内は早くもクリスマスの飾りつけに。
秋のご婚礼たけなわの折、新郎新婦を何組も見かけた。
どうぞ末永く、おしあわせに・・・。
私もしあわせになるために、いそ…
東京にも、天から秋が降ってきた。
ボク、ちっちゃな秋を拾ったよ。
秋晴れの日比谷公園へ出掛けた。
第一花壇ではバラが咲き、
ハナミズキの林では
木陰にツワブキが咲き乱れていた。
鶴の噴水池の周りでは楓が色づき始め、
松本楼の隣りで、首かけ銀杏が辺り一面を黄金に染めてい…
お前は精一杯、枝葉を広げて生きているか?
この木のように。
あるがままの自然を目前に、自分に問いかける瞬間がある。
11月半ば、大名庭園の六義園(りくぎえん)を訪れた。
ただそこに在るだけで、輝く木があった。
紅葉したハゼノキが広い園内へと招き入れてくれる。
水分石(みずわけいし)のある滝見茶…
「待機とは魔法にかけられたような状態のこと」
フランスの哲学者ロラン・バルトは、そう考えた。
秋本番を前に待機中の大和路は、どこまでも長閑だった。
10日前、奈良屈指の紅葉の名所・談山神社(たんざんじんじゃ)を訪れた。
紅葉は染まり始めだった。
境内は殊の外、広い。
初めての広大な土地の中で、…
「手ぶくろを買いに」という童話、ご存じですか?
姉小路通高倉東入ル南側「ルナールブルー」には、幸福の「青い狐」がいた。
今、最も京都で人気のフレンチといったら、ここ「ルナールブルー」。
店名はマダムの大好きな童話、新美南吉さんの「手ぶくろを買いに」からきている。
直訳すると、「青い狐」という意味だそうだ。
ブロ…
大和路・長谷寺の空は晴れ渡っていた。
三九九段の登廊(のぼりろう)を一歩一歩上がった。
断崖絶壁に建つ本堂からは、染まり初めの樹木が見えた。
境内の木々が秋の色をまとい始める時
結界は輝きを増す。
クレマチスもその様子をじっと眺めていた。
昭和の名塔と呼ばれる五重塔の丹色が…
京都にはいくつもの秋がある。
洛北の静かな枯秋、洛中の雅な錦秋、そして・・・
「草喰 なかひがし」の食の秋。
「日本一の昼ご飯」を目指し、新幹線に飛び乗った。
11月の第1週、「哲学の道」は早くも紅く色づいていた。
名刹銀閣寺辺に店を構える「草喰(そうじき) なかひがし」さんに行った。
メンバーはMikiさん…
今秋の京都は
私をどんな色に染め上げてくれるのだろうか?
市内で一番早く紅葉が始まるという、鷹ヶ峰の光悦寺を訪れた。
見頃には人でいっぱいになる参道も、今は静かだ。
受付のそばで、サザンカがお出迎え。
鐘楼前では早くもオレンジ色に色づく楓があった。
茶室・太古庵前の光悦垣に江戸の粋人・…
恋してますか?
私は、恋してます。
錦秋の
古都に。
染まり始めた秋の京都、奈良を旅してきました。
(撮影11月7・8日)
古都を彩る紅葉の錦。朱も鮮やか 清水焼 抹茶碗 都錦(みやこにしき)清水焼と宇治茶の宇治茶園清水焼 抹茶碗 都錦(みやこにしき)雅昧ある生地に描かれた…
秋を探しに、北区の飛鳥山公園へ。
飛鳥山と言ったら、八代将軍吉宗の時代から、江戸の桜の名所だった。
今の季節は、花壇でベゴニアが花盛り。
公園北のケーブルカー到着地点近くで。
小さな秋を探して、のんびり歩きだした。
誰もいない旧渋沢庭園。
ここは、実業家・渋沢栄一が明治12年から亡…
鬼子母神に向かう途中、ケヤキ並木の参道で、新しいカフェを見つけた。
池袋から程近い雑司ヶ谷には、昔ながらの街並みが残っている。
鬼子母神の本堂は江戸時代初期の建立。
訪れた日は七五三の参拝客で賑っていた。
境内に立つ樹齢600年の銀杏が少し色づき始めていた。
威風堂々の大銀杏の周りをぐるりお稲荷さんの鳥…
噂には聞いていたが、これほどまでとは!
この秋、一押しの展覧会と言っていいだろう。
東博のシンボル、樹齢120年のユリノキもびっくり。
天皇陛下御即位20年を記念し、今、上野の東京国立博物館平成館で特別展が開催されている。
「皇室の名宝―日本美の華」展。
皇室ゆかりの名宝は、私たち国民の宝でもあ…
デザイナー ロン・アラドのソファ「ヴィクトリア&アルバート」。
大きなリボンを広げたような形は、そこに座る人を温かく包み込む。
2000年の英国で、ヴィクトリア&アルバート美術館の展覧会用にデザインされた。
今年8月、豊洲にある芝浦工業大学のオープンキャンパスに出掛けた。
運河に囲まれた豊洲は、今、建設ラッシュだ…