私たちの見るものすべてが、夢のまた夢だとしたら・・・
それでも美しい夢は生きている。
暗がりからそっと覗いているのは、だあれ?
夢は儚いものだと言うのはよしましょう。
この世界で壊れずにいるのは
夢くらいのものなのだから。
第11回国際バラとガーデニングショウは、明…
世の中に、天才という人は、本当にいる。
今年はストーリーマンガの巨匠・手塚治虫の生誕80年の年にあたる。
今、両国の江戸東京博物館では、記念の特別展を開催中だ。
小さなアトムから大人のアトムまで、老若男女が訪れていた。
中学生の頃、手塚少年が描いた『昆虫手帳』。
子供とは思えない内容の緻密さに、舌を…
成城の甘味処といえば
ご存じ「櫻子」 (さくらこ)さん。
小田急線・成城学園前駅のすぐ近く。
今日は研修を受けに行く前にちょっと立ち寄った。
丁度お昼時だったので、人気の「きじ弁当」(955円)を注文する。
店は開店以来30年、ビルの3階にある。
入店するや、感じのいい女将さんが笑顔で緑茶を持ってきて…
音羽の丘に建つ鳩山御殿で、バラが咲いていた。
ここは、文京区・音羽にある鳩山家の邸宅。
この洋館を建てたのは、総理大臣を務めた鳩山一郎だ。
完成は、関東大震災の翌年、1924年だった。
設計者の岡田信一郎は、大阪中之島の中央公会堂や東京の歌舞伎座も手掛けた。
大正、昭和の初期に活躍した、凄腕の建築家として知られ…
伊豆半島の密かな花の名所に出掛けた。
大仁瑞泉郷(オオヒトズイセンキョウ)は、伊豆の国市の山間、
自然農法を研究している広大な施設の中にある。
敷地30万坪。
友人のぴろさんに車で連れてきてもらった。
あまりの広さに呆然と佇んでいると、雨が降ってきた。
洋風公園の池に雨滴の波紋が広がり始めた。
モネ…
2009年5月9日の今日、女優の森光子さん(89歳)が座長務める舞台「放浪記」が公演2000回の金字塔を打ち立てた。
森さんが48年間演じ続けた当の林芙美子も、草葉の陰で喜んでいるだろう。
先日、その舞台「放浪記」にも出てくる「落合の家」に行ってきた。
ここは、「放浪記」「浮雲」等の作品で知られる作家・林芙美子が住…
子供の頃、清らかな小川で遊んだ思い出のある人は幸せだ。
その昔、源兵衛さんが農業用水として作った川が源兵衛川(ゲンベイガワ)。
川の湧き水は富士山水系といわれている。
去年、「平成の名水百選」に選ばれた。
地域で美しい水の保全に取り組んでいる活動が、環境省から評価されたのだ。
下町のドブ川とは、大違い。…
時は食なり。
時間は羽の生えた夢のように、どんどん飛び去ってゆく。
生きていることがもし夢ならば、この際、おいしい「時」を食べようじゃありませんか!
静岡県三島に、凄いフレンチの達人がいるという。
伊東在住のグルメマダムぴろさんが絶賛するお店に、遂に連れて行ってもらった。
「ビストロ・ガワ」は、三島広小路の駅近…
碧い湖を飲み乾そう。
ここは、伊豆一碧湖の畔に建つ、美術館のデザートテラス。
ご主人さまったら、何してるのかな?
外はこんなにきれいな景色なのに・・・。
ああ~、ブランチのスープが冷めちゃうよ。
新緑がまるごと、野菜サラダみたいだ。
それにしても、いい天気だわん。
もう、我慢…
お地蔵さま、何を眺めているのですか?
樹齢300年の藤の花。
静岡県伊東市の林泉寺(りんせんじ)さんは、藤の大木で有名だ。
境内は広く、立派な庭園があった。
その庭の隣りに、堂々たる枝ぶりの、見事な藤の名木が立っていた。
訪れた4月下旬には、まだ8分咲きだった。
満開時には、1.5mもの花をつ…
目に青葉。
我が家のモミジも、いつの間にか青々とした葉をつけていた。
種を飛ばすプロペラも準備万端だ。
あとは、風が吹くのを待つだけ。
薫風とともに、アオスジアゲハがふらりとやってきて、姫こぶしの葉に止まった。
羽の帯がブルーで彩られ、青空まで透き通って見えるかのようだった。
姫にキスしてるか…
中野の沼袋に、四季を通じて美しい花々の咲き乱れるお寺があるという。
禅定院(ゼンジョウイン)さんは、西武新宿線の沼袋駅から徒歩3分。
駅前の商店街を抜けた突き当たりにあった。
南北朝時代、1362年創立の、静かなお寺。
23区内の寺院としては、境内が広い。
梅に始まり、桜やツツジ、牡丹、山吹、あやめ、お…
東京都内では、西新井大師に次ぐ牡丹寺を訪れた。
真言宗豊山派の「薬王院」(やくおういん)さん。
別名、東長谷寺と呼ぶ。
薬王院では、今から40年程前に、総本山の長谷寺から100株を受けた。
現在では約40種、1,000株までになっている。
牡丹の見ごろには大混雑の境内も、4月半ばの枝垂れ桜の時期は静かだ…
八重のサトザクラが、青空をキャンバスにして咲いていた。
東京は沼袋の実相院(じっそういん)さんを訪れた。
ソメイヨシノはすでに終わっていたが、本堂の左に入ると、
突然!
あでやかなサトザクラに魅了された。
ピンクのぼんぼりに
取り囲まれた。
境内には、十数本のサトザクラの他に…
桜の花に煙る春が楽しみだった。
東京の下町・平井の地で、開山千余年の歴史を持つ「燈明寺」(とうみょうじ)。
古くから「平井の聖天さま」として、親しまれてきた。
広い境内には、本堂、鐘楼、山門、茶室などが建ち並ぶ。
ソメイヨシノが10本ほど、植わっていた。
京都宇治平等院風の三屋根造りの優雅な本堂…
華やかな芸能界。
光と影の世界でうごめく、人の心。
厄除けが足りなかったのか。
人気グループ「SMAP」のメンバー、草なぎ剛クン。
夜中に酔っぱらって公園で全裸になり、公然わいせつ罪で現行犯逮捕されてしまった。
上野にある両大子堂の御車返し(みくるまがえし)の桜は
今年、盛りを過ぎていた。
…
春なのに、秋色とは、これ如何に?
江戸の初めから、上野は桜の名所として知られていた。
清水観音堂の裏手にある枝垂れ桜が満開だった。
井戸ばたの桜あぶなし酒の酔
この句は、元禄時代の町娘お秋が、上野の花見客を詠んだもの。
13歳のお秋は、その短冊を桜の木に結びつけた。
それが江戸中で当時、大評判にな…
春のぽかぽか陽気に誘われて
鍋島松濤公園(なべしましょうとうこうえん)へやってきた。
「松濤」といえば、麻生総理も住んでいる、東京の高級住宅街。
都会の真ん中で、ここは市民の憩いの場になっている。
春の散歩は楽しいな。
昼休み、お弁当持参で訪れた。
亀ものんびり、甲羅干し。
…
今年、京の桜の見おさめは
花園の法金剛院(ほうこんごういん)さん。
夏には、蓮の寺として有名だ。
池のほとりで、極楽浄土を模した庭園を眺めている
いにしえの美女がいた。
艶やかな佇まいの枝垂れ桜が、華麗な花あかりを枝いっぱいに広げていた。
絶世の美女と謳われた待賢門院桜は、どこですか?…
堪忍。うちら、急いでますのん。
はよ、行かな。
はあ~、やっと、着きましたぇ。
ここやわ、「京きなな」はん。
雨やのに、外まで並んではる。
2階のテーブル席はいっぱい・・・・。
ほんなら、1階のスタンディングカウンターで。
選りすぐりの天然素材を使った京都発のロハスやから、安心。
…
願い事は一つだけ
叶えてくれる赤い橋。
今から1200年前、平安京に造られた天皇の遊び場、神泉苑。
今は放生池のみが、禁苑だった当時の名残りをとどめる。
かつては、雨乞いの霊場でもあった。
義経と静御前の出逢いの場とも云われている。
訪れた日は、雨乞いもしていないのに、時雨がしとしと降り始めて…
五感の研ぎ澄まされた朝だからこそ、自分の心にフォーカスしてみる。
花曇りの朝、蹴上のインクラインを訪れた。
線路跡の続く春のインクラインは
花のトンネルとなる。
雨が降り出した。
貴方には何が聴こえますか?
心模様に耳を澄ませて・・・。
それが、花びらの舞い散る音なのか、それとも花に降る雨…
花疲れの身に、苔むした庭の風情が清々しかった。
春の無鄰菴を訪れた。
頭を屈め、隣家のない草庵の中に入る。
穏やかな春の音楽が聴こえてきた。
水緩む
名庭の朝。
ここに桜はない。
暗がりから、ただ、庭を望む。
緩やかな傾斜地の向こうに東山が見えた。
いつの間にか、心が落ち…
椿「浦島」が、大豊神社(おおとよじんじゃ)の参道で出迎えてくれた。
「太郎」
心の中で小さく呟いてみる。
哲学の道沿いにある、小さな神社に立ち寄った。
平安時代に創建された大豊神社。
その参道石灯籠脇の桜は、哲学の道付近で一番早く花を付けると云われている。
この辺り一帯は古くから、椿ケ峰と云うそうだ。…
春の早朝、古刹南禅寺には、静謐な時があった。
定宿の近くに位置する東山の山麓を散歩した。
山裾に巨大な伽藍を広げる南禅寺。
その法堂は、いつ見ても威風堂々としている。
桜の花びらがはらはらと舞っていた。
悟りの境地には到底到達できない自己に辿り着く。
春になると毎年見に行きたくなる清流亭の紅枝…
もしもこの世に
世界一美しい散歩道というものがあるとしたら、
私は迷わず、「哲学の道」と言うだろう。
南は若王子神社から、北は銀閣寺まで続く、約2キロの散歩道。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と
四季折々の風情が楽しめる。
訪れた時は、疎水べりの散策路が春の花々でいっぱいになっていた。
…
窓枠の中に、隠れた桜の名所があった。
春の数日間、京都府庁旧本館の中庭では、観桜会が開催される。
中庭中央に咲く薄紅の枝垂れ桜。
ルネサンス様式の建物内部から眺める桜の壮麗さは、新たなる美の発見だった。
それもそのはず。
この枝垂れは、円山公園の初代枝垂れ桜の「孫」にあたるとのこと。
立ち姿の…
京都御苑の桃林を眺めていたら
なんだか、桃色のあの看板の店が気になって、気になって
遂に、行ってしまった。
播磨屋ステーション京都店。
兵庫県に本店のある、有名なお煎餅屋さんだ。
店内は人で溢れていた。
お茶もコーヒーもジュースも無料。
播磨屋さんのおかきも、割れ煎だけれど、食べ放題…
誰もいない神社で、黄色い連翹がひっそりと咲いていた。
京都御苑内にある宗像神社は
春になると、華やぐ。
星型の白いハナニラと紫のムスカリとの饗宴。
そして、桃と桜と連翹で、境内は春一色。
どうして誰もいないのだろう?
花盛りの宗像神社を独り占めしてしまっ…
花の精霊が飛び交う京都御苑へと出掛けた。
近衛邸跡の糸桜を前に、しばし心を落ち着かせようと試みる。
無念無想。
心を透明にしてみよう。
たんぽぽと糸桜のコラボに、ほっと一息。
でもやっぱり、なんだか動悸がしてきた。
ドキドキしながら、桃林に向かった。
まだ可愛い桃が咲いていた。
…